
七福神巡りはお正月の楽しみ方の一つだよね
お正月ですね。
お正月といえば、初詣に行かれる方も多いと思います。
新型コロナウィルスもだいぶ落ち着きをみせてきたとは言え、まだまだ遠出をするには遠慮してしまう、でもお正月はどこかにお出かけしたい…なんて人は「亀戸七福神巡り」をしてみてはいかがでしょうか?
亀戸の七福神巡りは7ヶ所ではなく6ヶ所巡れば良いので、すんなり進めば2時間弱で巡り終わります。
ですから、三が日のちょっとしたおさんぽにも適したコースになっています。
2023年のお正月は七福神巡りをお勧めしたく、この記事では、当サイトならではの巡り方をご案内させていただきたいと思います。
- 常光寺【寿老人】
- 東覺寺【弁財天】
- 亀戸香取神社【恵比寿神・大黒天】
- 江東天祖神社【福禄寿】
- 龍眼寺【布袋尊】
- 普門院【毘沙門天】
亀戸七福神で御朱印を授かろう

亀戸七福神巡りをするにあたって、神社仏閣をただ回るのも良いですが、せっかくなので御朱印をいただきましょう。
御朱印は2種類あって、手書きとスタンプがあります。
2021年の例でいうと、手書きの御朱印は300円、スタンプの場合は200円を納めます。
(2022年1月1日追記)
2022年から新型コロナウィルス感染防止のため、七福神の御朱印はスタンプのみになりました(200円)。
また、御朱印用の色紙も授与することができます(1枚500円)。
七福神巡りの順番は特に決まっておらず、自由に巡って問題ないので、一番最初に行った神社仏閣で色紙を授与しましょう。
さらに、亀戸七福神巡りをすると「絵合わせ」ができるようになっています(有料)。
(2022年1月1日追記)
「絵合わせ」は2018年に廃止になったそうです。残念。
御朱印がいただけるのはお正月(1/1〜7)のみとなっていますのでご注意ください。
亀戸さんぽ的「亀戸七福神」の歩き方
上にも書きましたが、七福神巡りには特にルールはありません。
なので、ご自分の家の近所の神社仏閣から巡るもよし、好きな神社仏閣から巡るもよし、自由に回って大丈夫です。
ですが「どう巡ったらいいかわからない!」という方のために、JR亀戸駅を起点・終点とした巡るコースを作ってみました。それが上の地図の順番です。
もし迷われている方がいましたら参考にしていただけると幸いです。
江東区でも亀戸水神駅を起点とした亀戸七福神巡りの推奨コースが案内されていますが、そちらとはちょっとだけ違っています。
常光寺(じょうこうじ)

まず最初に訪れるのは常光寺。
常光寺は天平9年(西暦737年)に建立されたお寺です。
江戸六阿弥陀詣(えどろくあみだもうで)の6番目の霊場としても有名なお寺になります。
常光寺には「寿老人」が祀られています。
山門をくぐってすぐ右側に「寿老人堂」があります。
住所 | 東京都江東区亀戸4-48-3 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月15日 |
寿老人

延命長寿(えんめいちょうじゅ)
寿老人は中国の道教の神様で、南極星の化身といわれています。
南極星を見られることは大変珍しいことから、見ると寿命が伸びるといわれており、それが御利益の「延命長寿」となっています。
東覺寺(とうがくじ)

続いて巡るのは東覺寺。
東覺寺は享禄4年(西暦1531年)に建立されました。
明治34年に深川本村町の法号山覚王寺と合併し、現在の東覺寺となったそうです。
東覺寺には弁財天が祀られています。
住所 | 東京都江東区亀戸4-24-1 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月3日 |
弁財天

芸道富有(げいどうふゆう)
弁財天は七福神の中で唯一の女神となります。
インドの神話に登場する「サラスヴァティ」がモデルとなった神様で、才能と財産を兼ね備えているとされていることから「弁才天」「弁天」とも言われています。
亀戸香取神社(かめいどかとりじんじゃ)

続いて「スポーツ信仰の神様」として有名な亀戸香取神社に向かいます。
亀戸香取神社は天智天皇4年(西暦665年)に創建された神社になります。
亀戸香取神社の詳細については下記の記事を参考にしてください。
亀戸香取神社には七福神の神様が二柱いらっしゃいます。
「恵比寿神」と「大黒天」です。
住所 | 東京都江東区亀戸3-57-22 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月7日 |
恵比寿神

愛敬富財(あいけいふざい)
恵比寿神は、七福神の中で唯一日本由来の神様です。
釣り竿と鯛を持っているのが特徴で、漁民に大漁をもたらす神として信仰され、のちに商売繁盛の神として崇められるようになりました。
「恵比寿顔」の語源ともなった神様で、愛敬のある顔をされており、商売繁盛から富を得られる神様として知られています。
大黒天

有富蓄財(ゆうふちくざい)
大黒天のモデルはヒンドゥー教のシヴァ神といわれており、それが日本に伝わった時、日本の神様であるオオクニヌシと結びつき、現在の姿になったとされています。
大黒天は厨房(台所)の神様とされ、五穀豊穣の神として祀られています。
また肩にせおう袋は財宝、打ち出の小槌は湧き出る富を意味しており、商売繁盛の神としても有名です。
ここで寄り道・亀戸一スカイツリーが見えるスポット
亀戸香取神社を後にしたら、江東区が配布しているコースでは「普門院」へ行くようになっていますが、当サイトではちょっと遠回りして「江東天祖神社」へ向かうことをお勧めします。
なぜなら、江東天祖神社へ向かう途中に、こんな素晴らしい眺めのスカイツリーが見えるスポットがあるからです。

スカイツリーの足元からてっぺんまで見渡せる、個人的に「亀戸一スカイツリーが綺麗に見えるスポット」と思っている場所が、浅草通りの歩道橋にあります。
浅草通りには何ヶ所か歩道橋がありますが「柳島歩道橋」からはこのようなビューを拝むことができます。
なんてことない歩道橋からこのような姿が見れるとは…!と、初めてこの場所を見つけた時に感動しました。
天気の良い日にぜひ行ってみて下さい。
江東天祖神社(こうとうてんそじんじゃ)

スカイツリーの素敵なビューを眺めたら、江東天祖神社へ向かいます。
先ほど案内した柳島歩道橋からは歩いて3分ぐらいです。
住宅街の中にひっそりと鎮座する「江東天祖神社」、詳しくは下記の記事をご覧ください。
江東天祖神社には福禄寿が祀られています。
住所 | 東京都江東区亀戸3-38-35 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月7日 |
福禄寿

人望福徳(じんぼうふくとく)
福禄寿は、寿老人と同じく中国の道教の神様で、南極星の化身といわれており、寿老人と福禄寿は同じ神様の説もあります。
福禄寿は幸福・封禄・長寿の3体を具現化した神様になります。
龍眼寺(りゅうげんじ)

江東天祖神社から住宅街を歩いて3分ほどのところに龍眼寺があります。
秋は寺院内に萩の花が咲き乱れることから「萩寺」としても有名なお寺になります。
龍眼寺について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。
龍眼寺には布袋尊が祀られています。
住所 | 東京都江東区亀戸3-34-2 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月7日 |
布袋尊

清簾度量(せいれんどりょう)
布袋尊は、七福神の中で唯一実在した人物と言われています。
8〜9世紀に中国に実在した僧侶がモデルとなっています。
いつも布袋を持っていたことから「布袋」と呼ばれるようになったとか。
御利益の「清簾度量」とは「清らかな気持ちで度量が大きいこと」をあらわします。
亀戸天神へお参りしたい方はこのタイミングで

亀戸天神に七福神は祀られていませんが、せっかく七福神巡りをしているんだから、ついでに亀戸天神にもお参りしたい!という方は龍眼寺の後、普門院へ行く前に立ち寄ると効率的に回れます。
ただし、お正月(特に三ヶ日)は亀戸天神は大勢の人が列をなしています。
2022年1月1日の例でいうと、15時頃並び始めて15時半頃参拝が終わったという感じです。
ご自分のスケジュールに合わせて亀戸天神に立ち寄るか判断して下さいね。
普門院(ふもんいん)

龍眼寺を出たらラスト、普門院へ向かいます。
普門院はうっそうとした木々に囲まれたお寺になります。
元和2年(1616)に現在の場所に移転してきた普門院には、小説・野菊の墓の作者である伊藤左千夫のお墓もあります。
普門院には毘沙門天が祀られています。
住所 | 東京都江東区亀戸3-43-3 |
ご開帳日 | 1月1日〜1月7日 |
毘沙門天

勇気授福(ゆうきじゅふく)
毘沙門天はヒンドゥー教の神様で、武人の神様です。
そのため、甲冑を着て勇ましい姿になっています。
日本に伝わった時には財福の神様として崇められるようになりました。
勇ましい姿から、厄除けの神様としても崇められています。
亀戸七福神の御朱印

こちらが亀戸七福神を回って手にすることができる御朱印の色紙になります。
2022年はどの寺社もスタンプのみとのことでしたが、普門院さん(毘沙門天)は一部手書きで対応して下さりました。
手書きの御朱印がなくなってしまったのは残念ですが、スタンプだけでも七福神が揃うと達成感があります。
それに、やっぱりおめでたい感があって良いですね。
「亀戸さんぽ」がオススメする亀戸七福神コース・まとめ
亀戸七福神を効率的かつ、ちょっと寄り道しながら回るコースを案内しました。
- 常光寺【寿老人】
- 東覺寺【弁財天】
- 亀戸香取神社【恵比寿神・大黒天】
- 江東天祖神社【福禄寿】
- 龍眼寺【布袋尊】
- 普門院【毘沙門天】
逆順に巡ってみるのもよし、ご自分の好きな順で巡るもよし。
楽しみながら亀戸七福神巡りをしてみて下さいね!
御朱印を授与されたい方は期間にだけ気をつけて下さい。
授与できるのは1月1日〜7日までです。
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